CSR基本方針

テクセンドフォトマスク株式会社　CSR (Corporate Social Responsibility)基本方針書

テクセンドフォトマスク株式会社およびその子会社（以下、当社といいます）は、すべての事業において最高水準の社会的責任を果たすべく、経営を行います。当社の経営方針とその取り組みは、当社が事業を展開するすべての国・地域の法令と規制を確実に遵守するように規定しています。当社は、ISO9001、ISO14001、および品質と環境に関するその他の管理システム、およびRBA(責任ある企業同盟)行動規範に沿った事業経営を推進しています。またこれらの基準に基づいて事業経営の改善を継続的に推進します。 

労働と人権：

当社は、国際的に認知されている国連の「ビジネスと人権に関する国連指導原則（UNGPs）」と「RBA行動規範」に基づき、国際的な人権・労働基準の遵守と、全従業員、請負業者、サプライヤーの公正かつ公平な待遇確保を約束します。

当社は、児童労働の禁止を含むすべての労働法を遵守しています。18歳未満、または現地の法令で定められた最低就労年齢のいずれか高い方の年齢に満たない児童は、職業訓練や教育インターンシッププログラムの一環である場合を除き、当社で働くことを認めていません。

当社は強制労働を厳しく禁じ、すべての労働は自発的なものであることを大前提としています。当社は、すべての従業員が職業を自由に選択する権利を尊重し、その権利に対しては一切の制約を設けません。当社は、人身売買を含む強制労働、奴隷労働、年季奉公労働を禁止しています。当社は雇用条件に関する契約書を、該当する従業員が明確に理解できる言語で伝達されるように定めています。

当社で働くすべての従業員は、いかなる形態の差別や、過酷または非人道的な待遇を受けず、清潔で安全な環境下で働く権利が保障されます。当社は、適正な賃金を支払い、従業員の健康と経済的安定を促進する福利厚生を提供しています。報酬は、現地の法律（最低賃金、時間外・夜間・週末労働の特別報酬に関する法的規制に従った社会保障給付など）、市場要因、個々の従業員の業績に応じて決定されます。懲罰的な賃金の控除や減額などは実施しません。

当社は、事業を展開する各労働市場において最も優れた運用方法及び、法的・法定要件に準拠した、標準的で競争力のある報酬と労働時間を保証します。すべての従業員は自らの意志による労働組合の結成または加入が保障されます。当社は労働組合に干渉せず、また、資金の提供を行いません。当社は、出産に関する従業員の権利に関する現地の法律（解雇や差別からの保護、出産後の復職の権利、出産中の賃金・手当の維持など）を遵守します。

健康と安全：

当社は、安全で健康的な職場環境は、従業員の意識向上と高品質製品の生産やサービスの提供を実践する上で不可欠であるという認識のもと、定期的に職場環境を監査し、危険物や潜在的な危険を特定し、これらに必要な対処を施します。安全上または労働衛生上の危険や、身体的・肉体的に過酷な作業が避けられない場合、従業員には保護具、専門的な教育訓練、作業補助具が提供され、従業員自身や他の従業員へのリスクを最小限に抑えながら作業を遂行する環境を確保しています。これらの取り決めは、国、地域、地方にて制定されている法律に準拠し、事業所および会社レベルで毎月見直されるとともに、定期的に実績を評価しています。

環境：

当社は、すべての製造施設において、必要な環境関連許認可の取得および、報告履行義務を遵守しています。また、当社は廃棄物の削減や低減に特化した活動を全社及び拠点単位で推進しています。当社は定期的に顧客やベンダーと協力し、ビジネス上で生じる諸問題に対し、環境的に適した解決策を模索する取り組みを行っています。環境上の危険やリスクが存在する場合、それらを管理し、可能であれば排除するよう努めます。国際協定、国、地域の法律を遵守し、その状況を定期的に評価しています。

紛争鉱物：

当社が知りうる限り、世界のいかなる国においても、深刻な人権侵害の加害者である暴力的組織の活動によって生産、製造された物質を使用しません。これには特に、「紛争鉱物」として知られる素材を生産するコンゴ民主共和国での活動や、あらゆる形態の強制労働または強要労働を使用して生産された素材などが含まれます。当社は、このポリシーを確実に遵守するために、新規またはリサイクルされた鉱物や金属の出所を確認する調査を定期的に行っています。当社では紛争鉱物に関するCMRT基準を活用しています。顧客または外部からの問い合わせがある場合には拡張鉱物対応基準（EMRT）に準拠した情報の提供が可能です。

倫理：

テクセンドフォトマスクの従業員には、最高水準の倫理的行動規範の遵守が求められています。贈収賄や、不正な利益を生み出す可能性のある商行為は一切認めません。当社は、すべての財務および業績情報を、適用されるすべての地域および国際的な法律、規制、および業界基準に準拠して、正確に報告します。当社は、従業員の個人情報および顧客の機密情報を適切に管理し、不正アクセス、機密情報漏洩から保護します。

当社は、倫理的措置の遵守に関する要求事項を定期的に全従業員に通知します。全従業員には、当社の規定等に抵触する不適合事象や行動を確認した場合、これらを報告することが求められており、匿名手段を含む複数の報告方法が用意されています。当社は、人事、安全衛生、および環境問題を含め、あらゆる不適合事象や行動を報告、懸念を提起した従業員を、あらゆる形態の報復から保護します。

データ保護と個人情報：

当社は、従業員に関する人事ファイルおよびその他の関連個人データを安全に保管します。当社は、政府発行の身分証明書または個人書類の原本を保有または保管しません。詳細については、現地の個人情報保護方針をご参照ください。

サプライヤーとベンダー：

当社は、国際的に認められた社会的・環境保護責任、および企業倫理に従っています。サプイヤーがこの理念を共有し、サプライヤーが最新版のRBA行動規範に準拠することを期待します。

当社は、法律、倫理指針、RBA行動規範等を遵守し、これらの内容を定期的に確認し、必要に応じて規定を改善しています。ベンダーおよびサプライヤーには、自組織において同様の運用が行われることを期待します。サプライヤーは、サプライヤーおよび当社の責任範囲において、適用されるすべての法的規制やガイドラインへの準拠が求められます。これには、社内要件および取引業界団体の規制も含まれますが、これに限定されるものではありません。また、当社はサプライチェーンにおける強制労働の使用を一切容認しません。当社は、重要なサプライヤーのコンプライアンス遵守について継続的にモニタリングを行っております。